猫ちゃんが嫌がらない爪切りのコツ

猫ちゃんが嫌がらない爪切りのコツ

 

猫ちゃんは自分で爪をとぐので爪切りは不要と思われがちですが、
室内で飼育している場合、月1回程度の爪切りが必要です。

子猫のうちから爪切りに慣れさせておくとその後のケアがスムーズです。
また、シニア猫は活動量の減少と共に爪とぎ頻度も減るため、
定期的に爪の長さを確認するようにしましょう!

じっとしているのが苦手な猫ちゃんにとって、爪切りは少々退屈なイベントかもしれません。
ペットサロンでケアしてもらうのも良いですが、
大好きな飼い主さんにケアしてもらうと猫ちゃんは喜びます♪
日頃のスキンシップとちょっとしたコツで、
猫ちゃんの爪切りへの苦手意識を緩和させてあげましょう^^

 

【猫ちゃんの爪の構造】

 

 

 

猫ちゃんの爪の根元のピンク色の部分はクイック(quick)と呼ばれ、神経と血管が通っています。
クイックを避けてカットします。クイック(血管)よりも2㎜先くらいの尖った部分を切ってください。

【爪とぎと爪切りは違うの?】
猫ちゃんの爪は層になっており、爪とぎをすることで外側の爪がはがれ、内側の新しい鋭い爪が出てきます。
爪が鋭いままだとソファーやカーテン等に引っかかりやすいため、
爪切りで整える必要があります。

【爪切りしないとどうなるの?】
猫ちゃんの肉球に爪が刺さり化膿することがあります。
家具や壁を傷付けたり、スキンシップの際に飼い主さんがケガをする可能性があります。
傷口から感染症を起こす危険性も!

【爪切りのコツ】
①肉球を押して爪を出します
②クイックの位置を確認します
③爪の先端の尖ったところ、ピンクの血管よりも先端方向にすこし余分を残して切ります。

 

 

【後ろに下がる子の爪切りのコツ】

後ろに下がる子

人間の体で保定して、前足の爪を切ります。

猫ちゃんを前向きに座らせて、背中を人間の体で保定して後ろ足の爪を切ります。

深爪しないように気を付けましょう。
万が一、爪を切りすぎて出血させてしまった場合に備えて止血剤を準備しておくと◎

★POINT★
猫ちゃんがリラックスしているタイミングで行うのがベスト、活発な時間帯は避けましょう。
爪切り直前にご褒美(おやつなど)をあたえる。
一度で全部の爪を切ろうとしない。
普段から足をさわって慣れさせておく。
足を触られるのが苦手な子が多いので、極端に嫌がったら無理は禁物です!
親指側の爪は嫌がる子が多いため、小指側から切るようにしましょう。